オリンピアンで、2017年世界選手権4×100mの銅メダリストの藤光謙司選手(ゼンリン)が鹿屋体育大学のスポーツパフォーマンス研究センター(以下SP研究センター)において動作分析測定を行いました。
藤光選手が本学同センターで測定するのは2019.9月に続き2回目です。元国立スポーツ科学センター所属時代に動作分析を一緒に行い、現在は本学の非常勤研究員である松尾彰文教授のサポートが得られること、SP研究センターに設置された世界でも類を見ない50mのフォースプレートに魅力を感じての来学となりました。
33歳という年齢を迎えた藤光選手が「若い時からの変化に対応し、今自分にできることの最大限のパフォーマンスをするため、走り全体を見直したい」との思いから今回の測定になりました。最近重ねてきたトレーニングの疲労が抜けきれていない中にもかかわらず、実際の走りに近いデータが得られる50mフォースプレートを走るごとに、わずかな改善点を見つけ、それを次の走りで修正してみせた藤光選手。トップアスリートの世界の対応力を見せつけられた測定でした。
測定後には「遠い鹿屋の地でも『来ること』に何かしらの意味があると考えるタイプ。いろんな経験を積み、今の自分は何をすべきか少し客観視できるようになった。まだまだ高み目指したい」と何事もポジティブに捉えながら、努力し続けるトップアスリートの思いを語りました。
本学での測定・分析が藤光選手の夢の実現につながることを期待し、今後のご活躍を応援しています。