11月23日、本学スポーツパフォーマンス研究棟にて、大隅地区の高校球児を対象とした「高校野球パフォーマンス測定会」が実施されました。
この測定会は、鹿屋体育大学のスポーツ科学の力を活用し鹿児島県高校野球界のレベルアップに貢献することを目的として本学硬式野球部が今回初めて企画したもので、曽於高校、志布志高校、鹿屋高校、鹿屋農業高校、鹿屋工業高校、垂水高校の6校の野球部から計37名の選手が参加しました。
始めに、本学硬式野球部の前田明部長、藤井雅文監督から測定にあたっての注意事項や流れの説明等があり、その後は野手5グループ、投手6グループに分かれて様々な測定が行われました。
合計14種目の測定の中でも、ハイスピードカメラによる打撃フォーム、投球フォームの撮影や、スイング測定システムでのスイングスピードやスイング軌道の解析、球質測定システムでの投球の初速、終速、回転数等の測定など、スポーツパフォーマンス研究棟ならではの測定が行われました。測定したデータのフィードバックも行われ、参加した高校生からは、「今回の測定結果を冬季練習に生かし、今後のレベルアップに繋げていきたい」「同じ大隅地区の高校球児同士の交流も深めることができた」といった声が聞かれ、非常に有意義な測定会となったようでした。また、測定にあたった本学硬式野球部の部員にとっても、今回の測定会での指導・運営がよい経験となったようです。
ピッチングの測定の様子
*FMS…「Functional Movement Screen(身体評価測定法)」の略。7つの基本的な動作を通じて、「動き」を、関節の可動性・安定性・連動性の視点から測定評価する手法のこと。